
『日経ビジネス』(2007年4月16日号)の第2特集「LGBT 眠れる市場を掘り起こせ」の中で、「LGBT学生座談会 やっぱり今の世の中、生きづらい」(p.98-99)と題して、Rainbow Collegeメンバーのインタビュー記事が掲載されました!

他の部分の記事も、全12ページで構成されるという大特集で、非常に興味深い内容です。ご興味の方は、お近くの書店などでお買い求めを。
ところで、その記事中、記者さんとの打ち合わせ不足もあり、誤解を招きかねない表現がありましたので、以下、数点補足させていただきます。
(1)「性同一性障害の女子大生」との表記について
「性同一性障害の女子大生」としてBとCが紹介されていますが、実際にインタビューを受けたのは、2名とも、トランスジェンダーの大学生でした。両名とも、「性同一性障害」や「女子大生」と呼称されることには違和感を持っています。
本特集では、冒頭部分で「トランスジェンダー(性同一性障害)」(p.89, 90)とひとくくりにされてしまっているわけですが、アイデンティティとしてのトランスジェンダーと性同一性障害(者)は、人によってかなりニュアンスが異なる使われ方をする用語です。もちろん、「性同一性障害(者)」というアイデンティティを持つ人もいますし、こうした指摘によってかれらを否定するようなつもりは全くないことにご留意ください。
(2)「レズ」「性転換」との表記について
本記事中、「レズ」「性転換」といった用語法が数回使用されていますが、差別的な意味合いを含み得るこうした用語法は、実際のインタビューでは使用しませんでした。なお、本特集では、冒頭でこそ「レズビアン」(p.89)と使用されていますが、それ以外の所ではほぼすべて「レズ」と省略されているようです。
(3)「...病気扱い...」などとした発言について
本記事第2段目の冒頭で「C(性同一性障害の女子大生)」の発言として、以下のように記載されています。
しかし、実際にこうした発言をしたのは、他のレズビアンの学生でした。バイト先の居酒屋ではカミングアウトしてるけど、周りの人は病気扱い。「かわいそう」「治してあげよう」という感じ。病気じゃないのに。
以上の点をご理解いただいた上で、お読みいただければ幸いです。


