Rainbow College(レインボーカレッジ)は、レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー/セクシュアル(LGBT)などのセクシュアルマイノリティーズが、より良い学生生活を送るために、どうしたらよいかを共に考え、行動するためのインカレネットワークです

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「IDAHO/みんなのキャンパスライフ」レポート

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 5月17日の国際反ホモフォビアの日(international day against homophobia略してアイダホ)にちなみ、Rainbow Collegeは現在性的マイノリティの学生が抱えている問題を共有し、理解を深めるために「IDAHO/みんなのキャンパスライフ」を開催しました。当日は、尾辻かな子さんをはじめ、「性的マイノリティのための学生生活ガイド作成研究」の共同研究者である目白大学の加藤慶さんなど、多くの方にご参加いただき、議論をすることによって、有意義なイベントにできたのではないかと思います。

全体の流れと内容

●イベントの趣旨の説明
参照:
「IDAHO/みんなのキャンパスライフ」開催決定!
Act Against Homophobia(IDAHOに関連した日本でのアクション)
IDAHOの国際版ウェブサイト

●Rainbow Collegeの紹介
参照:
Rainbow Collegeとは?


第1部 Rainbow Collegeからのプレゼンテーション

●性的マイノリティ学生はどのような状況におかれているのか?
 「セクシュアル・マイノリティーズ当事者の学校生活に関するアンケート(2006年10月実施)」から。

●性的マイノリティ学生の困難に対する学校の対応
 「性的マイノリティのための学生生活ガイド作成研究(2007年5月より実施、現在調査続行中)」から。

※アンケートや研究の結果については、後日本ウェブサイト上に掲載する予定です。

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▲プレゼンテーション中の様子


第2部 全体ディスカッション

<就職について>
・服装が男女で異なることによる苦痛
 性的マイノリティにとって、自身の性自認と異なる性別の服装で生活することが苦痛となることもあり、就職活動における性別で異なるリクルートスーツは顕著な例としてあらわれる。実際の職場の服装をみてみると、近年フォーマルな服装だけでなく、比較的カジュアルな服装も受け入れられつつあるが、この変化はジェンダーフリーに結びものではない。つまり、あくまで固定的な男女という枠組みを超えることはなく、戸籍や社会保険において自身の望む性別が適用されることに結びつかない。

・就職課の対応
 学校の就職課に自身の性的指向をカミングアウトし相談しても、相談者から逆にハラスメントを受けることもある。また一方で、ハローワークでは自身の性的指向をカミングアウトし相談をしたら、親身になって対応してくれたという話もあり、相談した人がどのような人であるかといったことが影響すると考えられる。

・職業選択において
 職業選択において自身のセクシュアリティでできる仕事を考えてしまうと危険なのでないかという意見が寄せされた。働きやすさは、どのような職種なのではなく、どのような職場なのかということだ。例えば、教師になりたいと考えた場合、学校ではなく、塾講師を選んだ場合、塾なら性的指向は問われない。


<社会との折り合い>
 「男らしい女性」より「女らしい男性」の方が不利益を被る可能性が高いのではないかという意見が寄せた。これに対し、そもそも男性と女性では社会からの期待度に違いがあることが背景として考えられるのではないかとの指摘がさせた。例えば、学校や職場などさまざまな環境で男性はリーダーシップを取ることが求められている。そのため、「リーダーシップを執ることを期待させている男性」がその期待に応えない場合、「リーダーシップを執ることを期待させていない女性」が、リーダーシップをとった場合に比べ、非難される傾向が高まることが考えられる。


<異性愛者の友人と研究におけるホモフォビア>
 異性愛者の友人と親しくなると、必ずと言っていいほど恋愛の話になる。しかし、そこでの恋愛とは異性愛を意味しているため、性的マイノリティは自身の性的指向を隠して会話をする一方で、カミングアウトした場合にも、それに伴う説明を強いられたりすることがあり、苦痛や面倒臭さを感じているといった意見が寄せられた。これは大学での研究においてジェンダーを専攻していることに対し、その理由を尋ねられるといった状況にも当てはまる。背景として、異性愛が前提になっていることが考えられ、そのことが性的マイノリティにとって暴力となっているといった意見が挙がった。

 この状況を改善していくために、性的マイノリティ当事者が訴えていくとともに、異性愛者が異性愛を前提とした行為の暴力性に気づくことが求められる。


<性別に関係なく利用できる空間について>
 車椅子の方でも利用できるトイレは男女の区分がなく、男性トイレと女性トイレの真ん中に設置させることが多かったが、近年、区別を設けるものもみられる。男性トイレ、女性トイレそれぞれのなかに車椅子の方でも利用できるトイレが設置され、ジェンダーフリーを望む性的マイノリティにとっては複雑な問題になりつつある。また、自宅では性による区別のないトイレが自宅以外の場所では性による区別があることに疑問の声が寄せられた。

 性的マイノリティでも利用しやすい空間を増やしていくための具体策として、選択肢を増やしていくことが必要ではないかと考えられる。例えば、寮などでは男女を一緒にする試みが考えられるが、これでは性犯罪を懸念する人に対する配慮が欠けるため、「男性の施設、女性の施設、男女一緒の施設」を設け、選択できる環境を整えることで性の多様性を尊重する社会につながるのではないかという結論に達した。


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▲尾辻かな子さんにも来ていただけました。
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  1. 2007/05/31(木) 20:19:33|
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